関本中粟野城跡(せきもとなかあわのじょうあと 08-215-132) [ご案内マップ]
601 078 277*21
「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。
調査の状況(2024.6)
丘陵頂部の曲輪を調査しています。頂部の東側に位置する第2号曲輪は、頂部の凝灰質泥岩を削って平場を造り出しています。曲輪の平面形状は鍵の手状になっており、東側は狭く西側は広くなっています。その西側からは、こぶし大から人頭大の石がまとまって出土しました。また、南側斜面は急峻な切岸になっており、その下に第16号曲輪が帯状に構築されています。
項目
説明
所在地北茨城市関本中
立地北茨城市北東部、里根川左岸の標高約60mの丘陵上
調査期間2024年4月1日~8月31日
調査面積10,552㎡
主な時代室町時代
主な遺構堀、曲輪(くるわ)
主な遺物土師質土器、陶器、銭貨

*主な時代をクリックすると年表が出ます。

調査の状況(2024.4)
城跡の現況を、空中から撮影しました。城跡は馬の背状の尾根上に築かれていることが分かります。高所にあるため見晴らしがよく、特に南から西にかけては遮るものがありません。そのため、城跡の最も高い場所からは太平洋を一望できます。周辺の遺跡としては、直線距離で西に1.5km離れた場所に、御城山城と館山城という2つの城跡があり、関係性が注目されます。